2008年9月25日木曜日

石の上にも・・・

「石の上にも…」は、お仕事の世界では結構大事で、「3年やって考える」とか「3年は我慢しろ」とか「3年はやってみないと分からない」とか、とにかくよく言われます。
3年経って、その本当の意味がわかります。

仕事は3年じゃ極められない、奥が深い、厳しく、かつ面白い世界。
「自分の至らないところ」の発見が一巡して、課題が見えてくる時期。
ここからが、本当の意味での「仕事」なんじゃないか。

そんな風に考えていくと、自分の決断はとっても浅はかに思えてきます。
この辺から「なぜ辞めるのか」、すべての人を納得させる細かい理由をごちゃごちゃと並べると、くどいし、結局書いても書いても伝わらないし、焦ってることを暴露するだけで恥ずかしくもあります。

それはちょうど授業で自信のないところをカバーしようと一生懸命説明を加えて生徒を惑わすようなもの。

説明というのは、しなければならない場合と、する必要がない場合に分けられるが、往々にして詳しく説明しなければ理解してもらえないだろうと思える場合には、説明しないほうがスムーズに運び、簡単に理解してもらえると思って説明を省くと、事態は複雑化するものだ。  -柳 美里『命』

「退社して、留学」は、この場合どっちだろう?と考えると・・・前者かしら。なぜならば私はこのタイトルでブログを書こうと朝イチで机に向かってから、もう1時間半も経つ。

それは「詳しく説明しなければ理解してもらえないだろう」と思って「詳しく説明しよう」としたからであって、柳によれば、その場合は説明しないほうがスムーズだと言う訳なので。

うまく逃げたなぁという感じもするけれど・・・。

散々悩んで決めたことです。もう前だけ見て進みます。


















石の上に、フィンランド土産。(Mちゃん、ありがとう。)