2009年2月25日水曜日

忙しいけど

週末のバイトは、目の回る忙しさでした。「忙しい」では形容しきれないほど。

まず、テーブルは満席でお客さんはざっと120人。ホールのスタッフは私、Roy(韓国人、イノッチ似)James(マネージャー)、James(??)の4人。うちのレストランは安くて早いのが売り。それなのにオーダーが殺到し、順番も何もなくなってしまっており、40分待っても食事にありつけずに憤慨してテーブルを後にするお客さんが4,5組。「大変申し訳ございません」と平謝りの私とイノッチ、「まー忙しいんで、仕方ないですわ」とサラッとかわしていくマネージャーJames、もう一人のJamesは常に無表情、「ま、ぼくにはぼくのスピードがあるわけで。」とでも言っているかのように、どんなに急かされても一定のリズムを保ち、コップを1つずつ丁寧に運搬…。

キッチンはキッチンで、これまたわけのわからぬことになっており、伝票と皿と食材でごったごたの中みんなが怖い顔をして怒鳴りあっているので「あの~14番テーブルまだですか?」なんて聞けるはずもなし。

キッチンとホールを走り回って、その間に会計をし、お客さんのリクエストに応えます。遅れを謝り、ソースやカレーで手がぬらぬらになって、泣きそうになっているところに、テイクアウトの電話がかかってきたりするものだから、もう、大変。

仕事を終えて家につくころにはぐったりで、そんな日に限ってコンタクトレンズが眼球に張り付いて外れず、寝る間際までさんざんな夜でした。

こんなに忙しくても、やさしい一言をかけてくれるお客さんはたくさんいて、"You're doing very well." "When you have a moment, could you bring me another plate for me?" など気を遣っていただきとても有難かったです。それに、忙しい夜を切り抜けたあとの、バイト仲間との会話や、キッチンの女の子たちとのやりとりなど、ちょっとしたことが気持ちをなごませてくれるので、確かに忙しいけれどもこういうのは決して嫌いではないわ、わたし、とポジティブ思考を保てるわけです。みなさんありがとう。

忙しい日にはあと1人シフトにいれてもらえると、もっとポジティブになれるんですけど…

2009年2月20日金曜日

Choc Mint



WA Museum併設のカフェで、チョコミントチーズケーキ。
上にのってるチョコがこってりでおいしい。

自転車のライトを盗まれ、やりきれない怒りと悲しみをケーキで慰めた昨日。





2009年2月19日木曜日

深夜のミーティング

昨晩。バイト先でスタッフ全員に召集がかかり、夜の10時からミーティングが開かれました。ピザとビールが振る舞われ、一同話に盛り上がり、楽しいひととき。新規店舗ということで、お互いの自己紹介でもするのかな、と軽く構えていたのですが、ミーティングのメインパートが始まり、オーナーが話をしだしてから、嫌な予感が…

「これは、すぐには帰れないかも…」

予感は的中。オーナーのスピーチは、29年前に一文無しでオーストラリアに難民としてやってきて、レストランチェーンをここまで成長させたという苦労話(これは単純に感銘をうける内容)に始まり、衛生面での注意、「10分前には来て身だしなみを整えよ」「口臭には注意せよ」「落としたチキンを皿に戻すな」「仕事場では男女はいちゃつくな」みたいな基本的な注意事項まで、独特のウイットを交えて延々と続きました。

そして、終電がホームを出る音が切なく響いたころ、ようやくスピーチ終了。そこから「じゃあみんなで飲もう!」ってことで第二部がスタート。学生バイト組の私はこの時点で帰宅したのですが、深夜のバイクパスは相当怖かったです。

ということでぐったり疲れたのも事実ですが、バイト先の人たちともっと打ち解けることができ、オーナーと話をすることもでき、とても面白い一日でもありました。中国や韓国、ベトナムから単身でオーストラリアにやってきて働いている人がほとんどなので、家族とすごすよりも仕事の同僚や上司と一緒にいる時間のほうがずっと長いのです。だから、「みんなファミリーだと思って、つきあっていきたい。ここを自分の家のビジネスだと思って働いてごらん。きっと仕事が楽しくなるし、もっとがんばれるよ」というメッセージはとてもみんなの心に響いたと思います。

日本人は私だけですが、みんなニコニコして「コンニチハ」「アリガトウ」など日本語を披露してくれるのも嬉しいです。まじめに明るく働くアジア人スピリットを見た夜でした。




しかし眠い…当分ミーティングがないことを祈ります。

2009年2月16日月曜日

このピンク色が…

"I can have my cake and eat it too."

ケーキ大好きの私としては頷けすぎちゃう表現です。確かに、見てる(持っている)だけでも特別でかわいい存在なのに、その上食べて楽しむこともできちゃうなんて、なんてすばらしい…!ってのはたかがケーキに感動しすぎなんですが。
この古い表現にはそんな思いが詰まっているのだと思います。

今日はLeedervilleのGreens&Cocksにて。(Oxford St.沿いにあります)
食べたのはキャロットケーキですが、写真はピンクのカップケーキ。

アイシング+ピンクのキラキラパウダーで、とってもかわいいんですが、おそろしく甘いことが容易に想像できるため、写真だけ。 相変わらず、写真を撮るのがヘタクソで困ります。

2009年2月14日土曜日

砂遊び


日曜日のビーチは、砂のお城がいっぱい建って、かわいいです。

2009年2月12日木曜日

バイト探し 3) その他

オーストラリアで仕事をする際には、職種によって、自動車免許や、車など、「持っているべきもの」がいくつかあります。

まず、バーやホテルなどで必要な、RSA (Responsible Service of Alcohol)やFirst AidなどのCertificate。どれも半日~1日で修了できます。費用は$100~。(申し込みはココからできます。)

また、ホテルやオフィスのクリーナーは時給が良くてお金になる仕事ですが、Police Clearanceが必要です。最寄の郵便局に申込書があるので、興味がある人はさっさと申請しておきましょう。(AU$ 51)1週間ほどで書類が届きます。

それから、ワーホリでも学生ビザでもオーストラリアで働く場合に必要なのが、TFN(Tax File Number)。こちらもオンラインで申請できます。届くのに1ヶ月ほどかかるので、着いたらスグに申請することをオススメします。

なんか、いろいろめんどいなぁって感じですが、RSAやPolice Clearanceはどこでも絶対に必要という訳ではありません。お店に確認をして、必要ならば取る、そうでないならば無駄なお金は使わないこともとっても大事。

ただ、いろいろな所へ足を運ぶことになるので、時間に余裕があるときに済ませておくのが賢明だと思います。

2009年2月11日水曜日

バイト探し 2) いわゆる「経験」

オーストラリアの仕事でとても重視されるのが、「経験」です。日本でどれだけいろいろなをしていても、オーストラリアで仕事をした経験がなければ評価されないと覚悟したほうがよろしいかと。その辺は、なかなか心が狭いなぁと思うのですが、事実なので仕方がないです。

実際に仕事をもらえても、トレーニング期間(1~3日)は給与ナシ。基本はWatch and Learn。自分で見て覚える、自分から動く。「教えてもらう」という姿勢では、シフトに入れてもらえなくなります。(あくまでもうちのカフェの場合ですが、似たり寄ったり。)

ふ~厳しい。

ただオーストラリアでの経験が少しでもあれば、その次からは仕事を見つけるのは随分簡単になるように思います。ですから、まずは日本食レストラン、テイクアウト等でオーストラリアでの「経験」をゲットしましょう。EFTPOSやキャッシュハンドリングがさっさと出来て、お客さんとコミュニケーションが取れるようになれればOK。少し慣れてきたところで次のお店を探せばいいです。

もちろん「”すべて英語の環境で”働きたい!」というのが本音だとは思いますが、少しずつハードルを上げていく感じでチャレンジしていくのがいいと思います。

また、友達の紹介もとても有効。仕事をしている友達の情報はかなりありがたいものです。空きがあると聞いたら、即レジュメを預けてみましょう。素敵なチャンスが舞い込んでくるかもしれません。
とにかく、レジュメを持っていくってところでかなり勇気が必要ですが、「Staff Wanted」という張り紙を見つけたら迷わずGOGO!です。

迷っている間にどんどんポジションはなくなっていきます。「勇気」を出して!

2009年2月10日火曜日

バイト探し 1) レジュメ

こっちでは、だれもが仕事を探しています。うちのカフェにもレジュメを持ってくる人が毎日5~6人。みんな必死です。この経済状況の中、とくに外国人が仕事を見つけるのは、とても大変。冷たくあしらわれて、傷つくこともいっぱいあります。

でも、気落ちすることなかれ。みんな何かしら仕事を見つけて働いています。まずは、Resumeを作成しましょう。決まった書式はありませんが、こちらの職安で働いていた知り合いによれば、こんな順番で書くのが一番いいらしいです。その他、一般的な英文レジュメの書き方は、ネットにいっぱいあるのでそちらを参考にしてください。

まず、レジュメの一番上に、名前と連絡先。

それから、

1: Skills and Attributes
(接客~年の経験、とかTOEICのスコア、パソコンのスコア、RSA修了など、採用する上で一番大事なことを具体的な数値や年数で簡潔にまとめる)

2: Work Experience
(アルバイトも含め、今までの仕事、一番最近のものから順に。)

3: 学歴
(卒業年と大学名と学位。)

4: Referee
(ここが日本の履歴書と少し違うところ。通常2人の推薦人と連絡先を記します。オーストラリアで働いた経験が無い場合は、学校の先生や、カウンセラーなんかに頼んでRefereeになってもらいましょう。たいてい快く引き受けてくれます。)

レジュメが書けたら一度誰かにチェックしてもらうことをオススメします。その後体裁などを微調整して、プリントアウトし、お店にバラまきます。

あ、それから…ホテルに多いのですが、店側がApplication Formを用意している場合があります。その場合は、フォームに必要事項を記入して、提出しましょう。またDOMEやスーパーマーケットのColesなどはWebサイトにアクセスして、レジュメを添付して送信、というパターンです。店によっていろいろなので、気になるところがあれば要確認です。

2009年2月8日日曜日

Things are looking up.

こっちに来るまで、「海外で暮らすこと」が「大変」だとは思ってませんでした。英語もまぁまぁ話せるし、友達もいるし、困ったらネットで探すか人に聞けばたいていのことは解決する、と。

ただ、考えに無かったのが、海外っていう環境のなかでは、「勇気を出してレッツゴー」するのに、けっこう時間がかかったり、戸惑ったり、自信がもてなくなったりするということです。若しくは、海外にいるということが多少の言い訳になって、実行せずにいても仕方がないか~まぁいいやねぇ~ゆっくりいこまい、みたいに怠惰になってしまう…こう言うほうが正しいかも。

この3ヶ月は学校に行ったり、日本語を教えたり、自分の勉強をしながらも、何かを計画しては計画だけに終わったり、中途半端にやってみてはあと一押しできなくて諦めたり…正直、なかなか自分との約束を守れずにイライラする日が何日かありました。もちろん、こんなときはなかなかないぞ、と本の世界にどっぷり浸ったり、友達といっぱい話したり、すっごく楽しく過ごしたのも事実だけど、仕事探しなどは随分てこずって、日本での仕事や友達が恋しくて、暗い気持になることも多かったです。

でも、さいきんは、無事にバイトも見つかり、日本語の生徒も間をあけずにもう一人見つかり、掃除のバイトも順調で、まぁ、いいんじゃない?この調子で頑張れば、大丈夫じゃない?心配することないんじゃない?と思い、何とかポジティブ思考へ転換成功。

たまには贅沢をしようと、お気に入りのカフェで朝ごはんを食べました。気が小さいので、テーブルにカメラを置いて、こそっと撮った一枚。インテリアが超かわいくて、気に入ってます。

2009年2月4日水曜日

2人目

先月で、日本語チューターの一人目が終了しました。オーストラリア人のおばさんで、週に2回の集中特訓。私にとってもいい勉強になりました。時期を見ながら生徒を増やしたいなぁと思い生徒を募集したところ、さっそく連絡があり、来週から新しい生徒を見ます。

2人目の生徒は日本が大好きな、きゃぴきゃぴ大学生(18歳)。とても可愛くて明るい女の子です。来年から1年ほど日本へ留学する予定らしく、その準備として日本語を一から勉強したいとのこと。家の程近くにある大学に通っている学生さんなので、地理的にも都合がいいということで、すぐに決定。

とにかく、日本の事が大好きで、話し出すと止まりません。(笑)特にアニメの世界にどっぷりはまっていいるようです。正直マニアックすぎて私はついていけませんが...やる気満々で勉強するのを楽しみにしてくれているので、とても嬉しいです。何とかいい授業ができるように、準備に取り掛かります。

今日のパースは30度。いつもこれくらいだと、過ごしやすいのに...

2009年2月3日火曜日

Best $40

こちらで、小銭を稼ぐチャンスに目がない私ですが、日本語教師のほかにしていることがあります。

それは、ハウスクリーニング(家事代行)
といっても、ご近所さんの家の床を2週間に1度(英語では"fortnightly"と言います)、掃除するだけ。
2時間で40ドルなので、けっこういいお小遣いです。「掃除しますよ」という小さいチラシを近所の家60件ほどに配って、やっと1件仕事をゲット。

掃除機⇒モップ⇒仕上げの掃除機、これでちょうど2時間。掃除道具はすべて家にあるものを使わせてもらいます。今回はラッキーで、スチームでヨゴレを浮かせてからふき取るタイプの最新式マシーンを使わせてもらえるので、モップもスイスイ。これとIKEAで買った小さなブラシを使ってさくさく掃除をします。

今のところ家のオーナーも喜んでくれていて、嬉しいコメントをくれました。
"The Best 40 dollars I have ever spent. Thank you."

こんなことを言われたら、こう言うしかないです。
"My pleasure. The best 40 dollars I have ever earned."

2時間汗だくで掃除をして、体中ネコの毛だらけですが、仕事を通して喜んでもらうのは、とっても嬉しいですね。

今後もいい関係を続けていければなぁと思います。