2009年9月29日火曜日

【映画】Fame



今週の映画は"Fame"
80年代にオスカーを取った映画の、リメイクだそうです。舞台はNew York City High School of Performing Arts. ジャズ、バレエ、ヒップホップなどのダンス、歌、ラップ、ポエトリーリーディングなど
様々なジャンルで活躍する高校生たちを描いた作品。
ダンス・シアター好きは要チェックです。

まず、ダンスを含めパフォーマンスのシーンがとめどなく続き、観ていてまったく飽きません。才能を見事に開花させて躍進していく生徒と、プロの領域には手が届かず諦めざるをえない生徒。その明暗のバランスもよかったと思います。

また、家族との関係も描かれてます。「芸術なんてお金にならないから、もっとマトモなことを勉強しなさい」と反対する母親や、クラッシック以外は認めない頑固親父など、この辺は「天使にラブソングを…2」や「スクール・オブ・ロック」とよく似た話の流れ。予想通りにストーリーが展開していくので、息を詰まらせて見守らなくてもいい。安心して観ていられるのが、◎。笑

うろ覚えだけど、印象的だった台詞をちょっと引用。

"Success is waking up every morning, knowing that you love what you're doing so much that you literally fly out your door.  Success is feeling the connection between what you do and the world....."

成功とは毎朝玄関から飛び出しちゃうくらい、自分がしていること(仕事)が好きだということ。成功とは、自分がしていること(仕事)と世界のつながりを感じること。

ほんとにそうだと思い、しみじみしてしまいました。



最後に、映画とは関係ないことですが。
別にそれほど盛り上がるシーンではないのに、涙が出たりすると、歳をとったなって感じます。いろいろ経験する分、共感できる部分が増えていくということでしょうか。


来週は、ちょっとパースを離れるので観れませんが、その次の週はようやくJulie & Juliaが公開となるので、今から楽しみにしています。


劇場収録版があったなんて。


2009年9月27日日曜日

Choc Marquise

今週は、レポートセントラル!という感じで、ずっとオーストラリアワインについて調べていました。調べるだけじゃなく、飲まなきゃな~と思いつつも、まだ1本しか飲めていません。しかも、3日かけて飲んだので、最後のほうは風味が落ちているのが私にでも分かりました。

International Marketの課題はBrown Brothers(ワイン)でやっていますが、もう一つの授業Market ResearchではWine Preservaという商品を扱っています。どうせやるなら同じ業界の方が調べたことが生かせると思った上での選択。Wine Preservaは、ABCテレビのNew Inventors(新しく発明された画期的な商品を紹介する番組)に出たもので、ワインボトルの中(ワインの表面)にプラスチックのシートを浮かべて、ワインと空気との接触を防ぎ、風味を守ってくれるアイテムです。6個入りでアバウト$9。

こんなワイン上級者向けのアイテムを扱いつつ、グループの3人ともがワインの味には疎い。疎すぎ。

ということで、ケーキよりも、ワインを飲むべきか、と考え中。

またはケーキも食べて、ワインも飲むべきかと…でもそれは予算的にどうなの、というのが悩み。

Choc Marquise


日本語訳すると、「チョコの貴婦人」といったところでしょうか。味はチョコのチーズケーキという感じでねとねとでした。さすがに、半分残しちゃいました。もうここのカフェはだいぶ制覇したので、次を考えなければ。




帰り道に、かわいらしいお花。ようやく夏らしくなってきました。今日は青空が広がり、汗ばむほど。久しぶりに自転車に乗って出かけようと思います。

2009年9月22日火曜日

【映画】500 Days of Summer

火曜日は一日授業で頭がきゅ~っとなるので、夜は映画を見てリラックス。なんせ$9ですから。今日は500 Days of Summerを見てきました。

真実の恋、とか運命の恋、とかを信じる乙女チックなハートを持つトムと、ボーイフレンドはいらない、めんどくさいだけ、と言い切るサマーとの、500日を行ったり来たりで描いた一作です。

これがあーた、とっても地味な映画で。ダンスのシーンがあったり、カットに凝っていたり、妄想シーンと現実シーンに分かれていたり、いろいろな小技が効かせてあるんですが、ストーリー自体はとても単純。

素敵なとこは、トムとサマーの笑顔がとてもかわいいところ。特にトムのくしゃっとした笑顔は見るたびに癒されます。とても好青年。

そして、IKEAでのデートはぜひしてみたいです。笑

来週は何を見ましょう・・・?

サマー役のZooey はコレに出ていたみたい。今注目の若手なんですって。

2009年9月20日日曜日

Choc Fudge

日曜日です。木曜日に、ホリディ前最後のレポートを提出して、すっきりすっきり。

来週末から、2週間ほど学校はお休みになります。今回は、パースに来て初めて、1週間ほど遠出をします。ワイルドフラワーがめちゃめちゃキレイらしい、Dunsboroughへ。ここでちょっとしたチャレンジをするのですが、詳しくは帰ってから報告します。

今ひとつ言えることは、体力的にかなりキツイということ。ダイジョウブかしら…とちょっと心配。



本日のケーキは、Choc Fudge.......ってアレ?写真は…?

実はデジカメの電池切れで、写真が撮れなかったんです。ショックがあまりにも大きくて、携帯のカメラで撮るという代替案すら浮かびませんでした。後日、機会があればアップしたいと思います。

味は普通のチョコケーキ。ガトーショコラにチョコクリームがのっかってる様子です。いつものデカさで、毎回の事ながら、お腹いっぱい。

明日は、友達夫妻とイタリアンです♪た~のしみ。

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お買い物ついでに写真を撮って来ました。照明が邪魔してよく見えませんが、ショーケースはこんな感じで。肝心のChoc Fudgeは写ってませんが…。

2009年9月16日水曜日

【映画】The Ugly Truth

火曜日は映画が$9なので、ずっと見たかったThe Ugly Truthを見てきました。

主人公Abbyを演じるのは、キャサリン・ハイグル。海外ドラマ好きならば、「グレイズ・アナトミー」のDr.スティーブンス(イジー)だよ、と言われればおォ、あの子ね、とすぐに分かるはず。彼女が演じるニュースプロデューサーは恋人いない歴11ヶ月(というかわいすぎる彼女をもってきては無理のある設定、しかも11ヶ月って中途半端)、いわゆるControl Freakで、男を批判しダメ出しし、理想を追い求めてぐいぐい頑張るタイプ。

そんな彼女と仕事でチームを組むことになるのが、ハードコアなTVコメンテーターの、マイク(Gerald Butler)。自分の番組をエロ一色に染められ、怒り心頭のアビーだけど、彼の指南に素直に従い、意中の彼(って古い表現か)をゲットする(これも)ために頑張るうちに、大事な事に気がついて…

もうとにかく、かわいい。キャサリン、かわいいかわいいかわいい。

アホらしいシーンでも、ものすごく真剣に取り組んでいる彼女のまじめさがスクリーンから伝わってくる。仕事では硬派で、恋愛に関してもシビアなのに、実際に恋をすると飛び跳ねてるんるんしちゃってるところが、もうスクリーンに入って抱きしめたくなるくらいキュート。

ラストシーンは作り込みすぎだなぁという感じだったけど、スカっとしていい終わり方だったと思います。

「ラブ・アクチュアリー」「10日間で男を上手にフル方法」に続く、ラブコメの名作、と言ったら褒めすぎ…?でも私はDVD絶対に買いますよ。

   まずはコレ見て。

2009年9月15日火曜日

ゴーゴン・プロジェクト

今日の地元紙(The West Australian)の一面は、"Gorgon to trigger new boom"

経済危機でたいへんだったけど、これで何とかWAの景気は心配要らないよ、ヨカッタヨカッタ~^^みたいな内容…(というのが私の解釈)

ゴーゴン・プロジェクトとは、西オーストラリア州沖ゴーゴンでの液化天然ガスプロジェクト。このプロジェクトに、シェブロン、エクソンモービル、ロイヤルダッチシェルの三社が投資することが昨日最終決定され、今日発表に至ったわけです。ちなみに、東京ガスと大阪ガスはすでに液化ガスの購入契約と権益売買契約を結んでいます。(NNA)

これから先4年間で巨大な液化ガスプラントが建設されて、2014年に完成予定。新たに必要な建設作業員の数1万。その先プラントのオペレーションのために必要になるポジションは3500。雇用が生まれれば、住居その他生活の基盤になるものすべてが必要になり、WA経済は大いに盛り上がると予想されています。

ここで詳しい説明のビデオが見られますが、英語が分からなくてもその規模のスゴさがわかります。天然資源が豊富というのは本当にラッキーだなぁ、と思わずにはいられません。海底を掘ったら、いいんですもん。そんな簡単なことじゃないとは分かりつつも。

オーストラリアに来る前は、まだ資源ブームのためにオーストラリア経済は順調で、「素敵な鉄鋼マンを見つけてきなさい。」と言われたものです。その資源ブームが去り、2008年後半から陰りがみえ始めていたところに、このニュース。

これから探すべきはズバリ、「液化ガスマン」ですね。どっかにいないかなぁ~♪

パッと見じゃ分からないので、ゴーゴン関係者はオソロのTシャツとか着て街を歩いてくれるとありがたいです。週末のパブではもてること間違いなし。

2009年9月13日日曜日

Raspberry and Rhubarb Tart

今日はだいぶ春めきまして。日差しが強いパースです。夏まであと少しという感じ。先週提出したケーススタディのアセスメントに無事合格したので、嬉しい嬉しい週末です。

今週のケーキは…

Raspberry and Rhubarb Tart





ルバーブについては、詳しくはこちらを参照してください。酸味があって、繊維質な植物です。このタルトはラズベリーの圧倒的勝利、といった感じで、ルバーブを初めて食べた私には、その味がどんなものなのか、結局分かりませんでした。でも、酸味と、鮮やかな赤と、サクサクの生地でとても元気の出るタルトでした。

あと2~3回行ったら全種類制覇…パースにいる間にあといくつ食べられるのかな?素敵なカフェがあったらぜひ教えてください。

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マーケットで見かけたルバーブでジャムを作ってみました。この赤色に、自然の強さを感じます。20分くらい煮ただけなのですが、繊維がやわらかくなって、食感も最高。
日本ではあまり手に入らないそうで、残念です。(9/25 up!)





2009年9月12日土曜日

すごいFedEx

先日、ある本がほしくて書店をめぐったのですがどこも在庫になく、取り寄せると2~3週間かかると言われてビックリ。少し迷ったのですが、日本語の本も読みたいのがあるし、この際アマゾンで買っちゃうか!とオーダーしたのが先週、8日のこと。


ものの3日で、着いてしまいました。


小包は、江東区の配送センターを8日午後3時に出発。9日午前2時には広州(中国)に着、シンガポール経由でベルモントまでさくさくと輸送され、10日の朝私の家のドアまでたどり着いたわけです。ここで肝心の私が家にいなくて、すぐには受け取れなかったわけですが・・・それにしても、このスピードには感動してしまいます。

まぁ、配送料だけで3000円(普通の国際郵便の3倍ほど)くらいなので、これくらいのサービスは普通なのかしら…。実際にサービスを利用してみるとその利便さを実感できて、読んだり聞いたりするのとはまた違います。これからも積極的に新しいものに触れてみようと改めて思った出来事でした。


余談ですが、スーパーで選ぶ食品や加工品も、いろんなものを試すようにしています。
最近試して気に入ったのはPreshafruitというジュース。これは果物を高圧で、熱を加えることなく絞る最新技術を使って生産されており、びっくりなくらいリンゴそのままの味でした。リンゴジュースといえば、茶褐色で、舌に甘さが残るような強い風味のものが多いのですが、これはとても優しい味。機会があればお試しください。




2009年9月6日日曜日

今から公開が楽しみな映画

Julie and Julia: My Year of Cooking Dangerously

何ヶ月も前に読んだ本。NY在住の派遣社員JulieがJulia Childの500のレシピを1年で作るというプロジェクトに取り組み、一躍有名になったという実話です。本屋でなんとなく「これは読まなきゃいけない気がする」と思って一気に読んだのですが、とても楽しかった。

Julieは、どんな難しいレシピにも果敢に挑戦。豚の腎臓とか、心臓とかまで煮込んで、路地に死んでた鳩まで拾ってきちゃうわけだから、とても笑えます。間に挟まれたいろんなエピソードには、9/11、停電の夜などニューヨークならではの内容もあって、ただのお料理プロジェクトの記録で終わっていないところも良かった。旦那さんやお友達との絡みも、心があたたまってじーんとくる。

読みながら、これは映画化したら面白いだろうなぁ。監督は"You've got mail"のNora Ephronで。(NYでクッキングときたら、この人しかない!)と思っていたところ、ホントに映画化されていました。しかも監督はNora Ephron!私の勘ってすごいんじゃない???と一気にテンション↑↑↑です。Julia Childは大御所メリル・ストリープが演じてます。オーストラリアでの公開は10月。とてもとてもとても楽しみ。

Apple Pie

今日のパースは、30分おきに晴れと雨が代わる代わるの空模様。頼んだのはアップルパイ。




子どもの頃大好きだった「わかったさんシリーズ」。母親がいろいろ買い集めてくれて「こまったさんシリーズ」とあわせて15冊くらいあったかなぁ。その中に「わかったさんのアップルパイ」というのがあります。

クリーニングの配達に出かけた先で、いつものお客さんがクマやウサギになって登場、気球に乗って雲の上まで行って、オニにパイ生地の作り方を教えてもらう、その後夢から覚めて実際に作るというお約束の流れ。懐かしい。

そのストーリーを読みながら想像するアップルパイの味に比べると、「普通っぽさ」が漂う、何となくつまらない味のアップルパイでした。なんか、アレ。普通に美味しいんですけど、ホームメイドの味には敵わないですね。

今週は、ゆったりです。課題をいっぱい進めます。

2009年9月1日火曜日

春はまだ

寒い寒いとボヤいてましたが、だいぶ暖かくなってきたみたいです。

風はまだ冷たく、雨がしとしとと降る日もあるので私的には春はまだまだ、と思っているのですが、先日いつものバスに乗ってボーっと家々を眺めていたときに、何か景色が違うなと思ったらそれは花がここそこに咲いているからだということに気がついたのです。



この辺でこれだけキレイなんだから、10月に見に行くワイルドフラワーはやばいね…!とウキウキしていたら、次の日は学校帰りに雨にふられひどく濡れてしまいました。しかも、その雨は私が電車を降りた傍からふりだし、家に着いたあと間もなくして止んだのでした。(怒)日本では晴れ女(自称)だったのに、こっちではこんな感じでよく雨に降られています。

だからちょっとお金を出して折りたたみのジャンプ傘を買ったのですが、これをよく家に忘れるのでこの日のように結局降られます。でももう9月だし、もう少しの辛抱なハズ… なんだかパースの冬はとても長く感じます。

そうそう。今『尾崎翠集成(上)』を読んでいます。久しぶりに日本語の本。今週はもう、彼女の世界にどっぷりなので、ついつい上のような文になってしまうのをお許しくださいませ。