2009年3月4日水曜日

結局やさしい

バイト先の先輩にCurtin工科大学で学んでいる学生が2人います。中国出身のロジャー、ベトナム出身のルイス。(注:アジア勢は本名だと誰も名前を覚えられないので、ニックネームで呼び合います。)一緒に働きだしたころは、A)お互いの英語のアクセント、B)国柄の違い、C)私を含めて3人とも頑固な性格、のためにミスコミュニケーション、口論が絶えませんでした。

特にアクセントは、かなりのバリアーで。私の発音もよろしくないので偉そうには言えないのですが、最近分からなかったのは、

「モッ ザ ロー」
「ウイ ハブ タ」

それぞれ、

"Mop the floor."
"We have tests."

どうやら、f やt の発音が抜ける/聞こえないことが原因のよう。発音って何でこんなに難しいのでしょうか。大学でみっちり練習したのですが、まだ伝わらないときがあって、情けないです。そんなこんなで、3人とも発音に自信がないので、電話がプルルルルーとなるときは、変にお互いにやさしく、「どーぞどーぞ」と譲り合う始末。(笑)

二人が憎めないのは、どんな口論のあとでも、結局いつもやさしい(そしていい意味でテキトーである)から。

力仕事になると、「これは男の仕事やから、テーブルでも拭いていなさい」とジェントルメンな対応。レジを間違えても、「まぁ心配するなよ」とフォロー。閉店後にレジのお金が合わないと「…ま、合ってたってことにしとこ」とスルー。

いろんな口論や誤解を経て、今はだいぶ仲良く楽しく仕事をしています。まだまだ分かり合えないときがいっぱいあります。でも、がんばって理解しようと真剣に向き合っている感じが、なんかいいです。結局理解できなくてあきらめるときもありますが、信頼の二文字はくっきりある!(はず)

でも、閉店近くになると、「この伝票もって、はよ帰れって言ってきて」と私に嫌な仕事を託すのは、やめてほしいです。