週末のバイトは、目の回る忙しさでした。「忙しい」では形容しきれないほど。
まず、テーブルは満席でお客さんはざっと120人。ホールのスタッフは私、Roy(韓国人、イノッチ似)James(マネージャー)、James(??)の4人。うちのレストランは安くて早いのが売り。それなのにオーダーが殺到し、順番も何もなくなってしまっており、40分待っても食事にありつけずに憤慨してテーブルを後にするお客さんが4,5組。「大変申し訳ございません」と平謝りの私とイノッチ、「まー忙しいんで、仕方ないですわ」とサラッとかわしていくマネージャーJames、もう一人のJamesは常に無表情、「ま、ぼくにはぼくのスピードがあるわけで。」とでも言っているかのように、どんなに急かされても一定のリズムを保ち、コップを1つずつ丁寧に運搬…。
キッチンはキッチンで、これまたわけのわからぬことになっており、伝票と皿と食材でごったごたの中みんなが怖い顔をして怒鳴りあっているので「あの~14番テーブルまだですか?」なんて聞けるはずもなし。
キッチンとホールを走り回って、その間に会計をし、お客さんのリクエストに応えます。遅れを謝り、ソースやカレーで手がぬらぬらになって、泣きそうになっているところに、テイクアウトの電話がかかってきたりするものだから、もう、大変。
仕事を終えて家につくころにはぐったりで、そんな日に限ってコンタクトレンズが眼球に張り付いて外れず、寝る間際までさんざんな夜でした。
こんなに忙しくても、やさしい一言をかけてくれるお客さんはたくさんいて、"You're doing very well." "When you have a moment, could you bring me another plate for me?" など気を遣っていただきとても有難かったです。それに、忙しい夜を切り抜けたあとの、バイト仲間との会話や、キッチンの女の子たちとのやりとりなど、ちょっとしたことが気持ちをなごませてくれるので、確かに忙しいけれどもこういうのは決して嫌いではないわ、わたし、とポジティブ思考を保てるわけです。みなさんありがとう。
忙しい日にはあと1人シフトにいれてもらえると、もっとポジティブになれるんですけど…