2009年2月19日木曜日

深夜のミーティング

昨晩。バイト先でスタッフ全員に召集がかかり、夜の10時からミーティングが開かれました。ピザとビールが振る舞われ、一同話に盛り上がり、楽しいひととき。新規店舗ということで、お互いの自己紹介でもするのかな、と軽く構えていたのですが、ミーティングのメインパートが始まり、オーナーが話をしだしてから、嫌な予感が…

「これは、すぐには帰れないかも…」

予感は的中。オーナーのスピーチは、29年前に一文無しでオーストラリアに難民としてやってきて、レストランチェーンをここまで成長させたという苦労話(これは単純に感銘をうける内容)に始まり、衛生面での注意、「10分前には来て身だしなみを整えよ」「口臭には注意せよ」「落としたチキンを皿に戻すな」「仕事場では男女はいちゃつくな」みたいな基本的な注意事項まで、独特のウイットを交えて延々と続きました。

そして、終電がホームを出る音が切なく響いたころ、ようやくスピーチ終了。そこから「じゃあみんなで飲もう!」ってことで第二部がスタート。学生バイト組の私はこの時点で帰宅したのですが、深夜のバイクパスは相当怖かったです。

ということでぐったり疲れたのも事実ですが、バイト先の人たちともっと打ち解けることができ、オーナーと話をすることもでき、とても面白い一日でもありました。中国や韓国、ベトナムから単身でオーストラリアにやってきて働いている人がほとんどなので、家族とすごすよりも仕事の同僚や上司と一緒にいる時間のほうがずっと長いのです。だから、「みんなファミリーだと思って、つきあっていきたい。ここを自分の家のビジネスだと思って働いてごらん。きっと仕事が楽しくなるし、もっとがんばれるよ」というメッセージはとてもみんなの心に響いたと思います。

日本人は私だけですが、みんなニコニコして「コンニチハ」「アリガトウ」など日本語を披露してくれるのも嬉しいです。まじめに明るく働くアジア人スピリットを見た夜でした。




しかし眠い…当分ミーティングがないことを祈ります。