2008年12月28日日曜日

ステレオタイプ

留学生たちと、「ステレオタイプ」について話すことがよくあります。

コロンビア人はみんな麻薬のディーラー
ロシア人は背が高くて美人
スイス・ジャーマンは生真面目でお堅い
スイス人はみんなお金持ちで時間にうるさい

などなど。日本人はというと、とてもいいイメージをもたれています。礼儀正しく、シャイで、カメラ大好き。とりあえず写真。いつも写真。だからカメラマンに選ばれる通りがかりの人は、正直ちょっと迷惑。(笑)

そしてProgressive(進歩的)、日本製のものは信頼できる、他。ところが。


「日本人は自殺が好きなんだろ?ハラキリ!」と、授業中堂堂のたまったチェコ人がいて、びっくりしてしまいました。髷と刀とハラキリというイメージも依然として根強いようですが、これはちょっと極端です。

とんでもない誤解もたまにあって熱くなることもありますが、ステレオタイプはステレオタイプにすぎないという理解がしっかりあります。ほとんどの場合は会話における遊び・ジョークのネタに過ぎず、からっとしていて面白いものです。

一方で、真面目な議論の中でありのままの意見を聞くこともとても勉強になります。

仕事柄興味があって、英語の先生たちに日本人生徒についてどう思うか聞いてみたのですが、

「コミュニケーションスキルの無さの前に、世界標準の一般常識(文学・歴史・美術)に欠ける」という厳しいコメントを頂きました。(講師歴17年のベテラン先生より。)

う~ん…たしかに。歴史上の偉人賢人は名前は知ってても何をした人かまではよく知らないことが、多いです。ということで先日は図書館で半日、伝記を読んで過ごしました。

無知を痛感する毎日。勉強勉強ですね。

写真は夕方のCottesloe。この角度からが一番キレイ。