2008年10月2日木曜日

『読書進化論』

オーストラリアでの1年は、今までほとんど未経験であったビジネス(マーケティング)の勉強が第一の目的ですが、もう一度フルタイムの学生に戻ることで得られる時間をどうやって過ごすか、これを真剣に考えています。

1つ目はYogaを続ける、ということ。幸い日本ほどスタジオの料金が高くないので、これは実行できそう。2つ目はアルバイト。これは、生活費のためには多少はしなければいけないことなので、学生VISAで許される限度ギリギリで頑張りたい。そして3つ目が、読書&このブログ。帰国してからもずっと教育業界で働いていくことが今のところの希望なので、仕事におけるパフォーマンス向上のために、この1年ちょいを利用して、パワー充電&放電。その他、第二外国語(フランス語)をやり直す、とか更なる英語の勉強、とか細かいことはいっぱいありますが、基本はインプット&アウトプットの量を意識して、目視可能なレベルで増やすこと。

今回の勝間さんの本は、新書だったので迷わず買いましたが、内容は目新しい部分と言えば「売りかた」の部分くらいで、あとはふんふん、その通り、という感じ。『本を読む本』や前著を読んでいるので、さすが、すっすっと入ってきます。勝間さんオススメの神田昌典さんの『非常識な成功法則』も、書店にあってラッキーと思ったので即ゲット。2冊のおかげで充実した休日になりました。特に、自分の仕事や将来を考える上でとっても有意義でした。

勝間さんも「本から得られる知識の多くは、明日からすぐに役立つものばかりでなく、思考の補助になるようなツールであることが大半です」とおっしゃっているように、読書によって蓄積された知識やいろんな人の経験が見えないところでつながって、思いもよらぬところで知らないうちに効果が出てくるものなのだと思います。よく、生徒に「先生、何で勉強しなきゃいけないの?」と聞かれますが、そういう時に、私はいつも「今は分からないけど、きっと大人になったときに思いもよらぬタイミングで『勉強しておいてよかったぁ』って思うよ。」と言うのですが、何となくそれに近いんじゃないかと。でも、いつ効果が出るか分からないもののために苦労して勉強したり本を読んだりするのは、辛いことでもあります。だから、本を読むことが「好き」、勉強して新しいことを習得することが「好き」であることは、とっても重要。私はその「好き」の気持ちを形成する上でとってもクリティカルな時期にいる中学生に国語や英語を教えているんだな・・・そう思うと今の自分の仕事のやりがいや面白さ、可能性を改めて感じるのです。

とりあえず今度の授業では、神田さんの本とフォトリーディングのWebにあった「ミカン集中法」を生徒に伝授してから問題を解かせようと思います。今の仕事はあと1ヶ月だけれど、勝間さんのおっしゃっていることの中で、中学生レベルの勉強に応用できることは、どんどんやって行きたいですね。「がむしゃらに頑張る」、とか「やる気を出せ」とか、「夢を持て」っていう曖昧な後押しじゃなく、個別具体的な方法を提示してあげて、「自分もできるかも」と思ってくれればな~と、「先生」は思うわけ。